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2015年1月8日木曜日

PDFに手書きで書き込むならDrawboard PDFがWindowsタブレットでは最適解



今日はPDFに書き込んだり、手書きノートとして利用するのにとても便利なストアアプリ“Drawboard PDF”をご紹介します。(他にもゲタブ管理人が長期間試したイチオシアプリを紹介してます→[まとめ]Windowsタブレットをゲタブ厳選アプリでもっと使いやすく)



今までのWindowsタブレットでも数々の製品がペン機能に対応し、Surface Proシリーズや、大手メーカーのタブレット、例えばAsus Vivotab note8や東芝のEncore2 Writeにも採用されています。また、自己静電容量式のペンなどはペン先2mmの細さで書き込みすることもできます。自分の思ったように図や文字を書くのに、ペンは最適の機能です。

便利なペンの機能を活かし、PDFに手書きすることができる機能を持つアプリはたくさんありますが、代表的なものとしては、OneNoteや、Metamoji Noteを挙げることができます。しかし、OnenoteMetamoji Noteも使ってみましたが、ここ半年使用してみた感想では、Drawboard PDFにはかなわないように感じます。その使い勝手、安定性、手書きノートとしての利便性、そして何よりもペンツールのアクセスのし易さからです。今回はdrawboardPDFの良さと、便利な使い方についてレビューしたいと思います。

さて、他のブログサイトでは、DrawboardPDFの便利な使い方について、あまり取り上げられていないようです。表面的に取り上げられているだけで、便利な使い方や設定のことは触れられていません。今まで他のブログを見てからDrawboardPDFを試用して、「ふーん、こんなもんか」と使うのを止めてしまった方も、「こんな面倒くさいことしてペンの太さ変えなきゃいかんの!」と諦めていた方も、もう一度この記事を読んで、Drawboardを試していただけるとうれしいです。



Drawboard PDFは試用のできる有料アプリです。1000円もします。高いですよね。昔はもっと安かった気が・・・。でも例え1000円だとしても、使い勝手は最高です!

他のアプリとの比較
Onenoteは手書きメモアプリとしてはかなりの完成度なんですが、あまり手書きが多くなると不安定になり、書き込めなくなったり、アプリが再起動してしまいます。またPDFに書き込むことはできますが、そのまま保存することはできません。

Metamoji Noteも良く出来たアプリなのですが、様々なペンを切り替えるのが面倒だったり、PDFファイルを読み込んで、書き込むまではできるものの、PDFとして保存することができなかったりしました(Android版やios版ではできる)。PDFプリンターを使えばPDFとして保存もできるのですが、余白ができてしまったりして、望み通りのことができませんでした。

デスクトップアプリでPDFに書き込めるものもありますが、動作が遅く、手書きで書いたものもギザギザした感じになり、とても常用できるレベルではありませんでした。

他にも欠点は色々あるのですが、もう一つの大きな欠点は、PDFの読み込みが遅いということです。300ページとかの本だと、どのアプリでも途中で止まったり、書き込み速度が極端に遅くなったりします。ページ数が多ければ多いほど不安定になります。

さて、Drawboard PDFですが、このアプリは上記2つのアプリの欠点を見事に克服しています。PDFに書き込み、そのまま保存できます。手書きノートをどれだけ書いても安定しています。大量のページ数のPDFの読み込みもAdobe Touch Reader並みかそれ以上の速度で読み込みます。ペンの太さの変更、蛍光ペン、ペン色の変更もワンクリックで変更することができます(設定の変更が必要)。その他いろいろな機能を使うことができます。では実際に使ってみましょう。

実際の使い方
最初の画面を開くと、最近開いたファイルの一覧が出てきます。その他にもお気に入りのフォルダを登録したり、ファイルブラウザから特定のPDFを開くということもできます。
最近開いたファイルから素早くアクセスできる

お気に入りのフォルダを登録し、そこからPDFを開くことも


またNew PDFを開くと、新しい白紙のPDFファイルを作成することもできます。また、写真を取って、そこに書き込み、PDFに保存するということもここからできます。

PDFのサイズ、向き、ページ数を指定し、白紙のPDFを作成できる



PDFへの書き込みツールの使い方
では実際に書き込んでみましょう。右上のマークをクリックすると、円形のメニューが表示されます。基本的なものとしては、右側がペン、左側が蛍光ペンや打消し線など、上が消しゴムです。白い円の領域を押すことで、そのツールが選択されます。外側の矢印の領域を選択すると、より細かい設定画面(ペンの太さや、種類の変更)に入れます。とにかくたくさんの項目があります。
 
多彩なツールを選択できる
ちなみに使わない時は最小化されます。





それで、ペンの色や太さを変更したいときは、ここから設定するんですが、はっきり言って面倒くさいです。いちいち円形メニューを開いて操作して・・・大変ですよね。

アプリ製作者もその点は重々承知のようで、お気に入りツールボックスという機能を当初から用意しています。でもデフォルトではオフになっているので、この機能を気づかず使っておられる方も多いようです。実際、他のブログではあまり紹介されていません。これがDrawboardPDFの一番の旨味なんですけどね。

この機能をオンにすると、次のようにお気に入りツールボックスが表示され、ワンタッチでペンの切り替えができるようになります。このツールボックスのオンの仕方ですが、まず設定画面を開き、
 
右からチャームを引き出し、APPOptionsを選択
AppOptionsを選択します。

Toolsを選択し、以下のように設定します。
こうすると右にツールボックスが表示される。左にしたければLEFT。
ちなみに、上から三番目の選択肢をOpen by defaultに設定すると、次回以降も自動的にお気に入りツールボックスが表示されるようになります。非表示にしている場合でも、下からチャームを引き出した時に一番左側に表示される星マークをクリックすることにより、表示・非表示を簡単に切り替えることができます。

そうすると、以下の画像のように、お気に入りツールボックスが表示されます。もうこれが便利で便利で仕方ありません。最初はこの中は空欄になっていますが、円形メニューから現在使っているペンを登録することができます。

例えば、「あー、今使ってるペンの太さ、もっと細くしたいなぁ」と思ったら、円形メニュー右の下のペン設定を開き、CustomStroke0.25と入力します。







その状態で、お気に入りツールボックスのプラスを押すと、そのペンがお気に入りに登録され、いつでも使えるようになります。実際にはこんな細いペンは使わないと思うのですが、最低で0.1の細さまで設定することができます。
 
右下に0.25の細さの黒ペンが追加される
ちなみに自分の気に入っている設定は以下の状態です。上から
黒ペンの太さが0.50.751の三種類。黄色、ピンク、薄緑の蛍光ペン。やり直し、蛍光緑のペン、注釈です。



このツールで、次のようなことができます。



そのほか、円形メニューからいろいろなツールを登録し、いつも使用することができます。ちなみに、スクリーンショットでは右にお気に入りツールボックスがありますが、設定で左に移動させることもできます。邪魔であれば下のチャームから消すこともできます。


ページの移動
ページナビゲーションについてですが、画面左右スワイプで前後ページの閲覧、また、ページ数入力でそのページに移動することができます。

その他、設定の変更でAdobe Reader Touchのように、ページを縮小させることでページ一覧を出すこともできます。しかし、初期状態では設定が必要です。設定画面のView & Layoutから入り、Sementic zoon at min zoomのチェックボックスを入れると、40%以下に縮小したとき、ページ一覧を出すことができます。



40%以下に縮小すると、ページ一覧が表示される

文書の保存は画面下からチャームを引き上げ、saveの選択で、同じ場所、同じファイルとして保存されます。別ファイルとして保存したい場合はsave asを選択します。


また、左側の星印で、お気に入りツールボックスの表示・非表示を切り替えることができます。

チャームを引き出した状態でView Layoutを選択すると、文書の閲覧状態をいろいろと設定できます。面白いのはNight Modeで、画面色が反転し、夜寝る前の作業に最適です。

Night Mode時の表示画面。夜見る時に目に優しい

この他にも様々な機能がありますが、ここですべて書き切ることはできません。ぜひ、試してみてください。あ、あと、スタート画面にPDFファイルを貼り付け、次回アクセスを簡単にする機能もあります。


PDF手書きノートとして利用する
PDFに書き込みできるのはもちろんですが、このアプリを使えば、PDF手書きノートとしても活用できます。罫線入り、方眼入りの白紙PDFをダウンロードできるサイトがありますので、そこからダウンロードしてきて、DrawboardPDFで書き込めば、立派なPDFノートとして活用できます。PDFの汎用性、また印刷のし易さを考えると、デジタルノートを使うよりもアリなのではないかと思います。


また、このスクリーンショットのように他アプリとの同時利用も問題ないので、インターネットを見ながら、資料を見ながらと、様々な状況で同時利用することができます。

デスクトップ画面と併用する時には、PDF表示が自動的に縮小される


アップデート
こまめにアップデートもされており、不満点も少なくなっています。アプリ製作者も意欲的に改善に取り組んでいるようです。


欠点
とはいえ、まだ欠点はあります。それは、テキストの書き込みです。テキスト書き込み用の窓が小さいこと、そして、テキスト枠の変更ができないことです。テキストで書き込みたい人には致命的な欠点です。しかし、近いうちに改善してくれるとは思います。

また、もう一つの欠点は、消しゴムツールの不安定さです。すぐには消えてくれず、また一度にたくさん消そうとするとアプリが再起動してしまうことがあるので、中々使おうという気になれません。なので、幅が6の白いペンで消すことにしています。修正液を使うような感覚です。この方が早く、確実に消せます。背景が白以外の用紙ですと、この方法は使えませんけど。


こうした欠点はありますが、PDFに手書きや注釈で書き込みたい方、手書きノートをWindowsタブレットで取りたい方にとっては、まさに必携のアプリとしておすすめします。

ところで、2015CESではいろいろな商品が発表されましたね!中でもLenovoAirPen機能は注目です。スタイラスペンでなくても書けるって想像できませんけど。斬新です。早くメモリ4GでフルHd以上の解像度でスタイラスペン対応なWindowsタブレット出てほしいです。。。


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3 件のコメント:

  1. 大変恐れ入ります。ツールボックスは起動するたびに消えているのですが、これがデフォルトなのでしょうか? またファイルを閉じるとツールボックスも一緒に消え、再びなにかの機能を
    「add」で追加しない限り出てきません。私だけの現象なのか気になっています。もしもご存知のことがありましたらご教示いただけると幸甚です。

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    返信
    1. こんにちは。
      次回以降も自動的に表示するためには、設定項目のToolsを選択してから出てくるThe default configuration of the favorite toolboxという選択項目を、Open by defaultに設定しなければなりません。
      あと、お気に入りツールボックスは、下からチャームを引き出した時に一番左側に表示される星マークをクリックすると、表示・非表示させることができます。
      もしまだ試しておられないようでしたら、試してみてください。ブログ中の該当箇所も更新しましたので、スクリーンショットと合わせて見ていただくと、分かりやすいと思います。

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    2. ありがとうございます!2015年5月20日 14:37

      早速のご返信とご教示ありがとうございます。ご教示のとおりやってみたところきちんとできました。日本語による説明ページが少ない中、わらをもつかむ思いで質問させてもらいました。本当に助かりました。重ねてお礼申し上げます!

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